本文へスキップ

転がり軸受解析工房は、転がり軸受設計ツールをご提供します

解析事例−s15EXAMPLE-s15

本事例はVer.2.2での計算結果です。従来スライス法は13720(N)、EPC法は12090(N)が負荷されたときの比較であり、完全な比較にはなっていません。Ver.2.3で、EPC法でも負荷荷重を設定できるようになりましたので、完全な比較は事例s17をご覧ください。
Ver.3.1の開発により、本事例は「従来スライス法+EPC法」を使用することで、再現可能になりました。
 


事例s10の円筒ころを用いた従来スライス法とEPC法の比較計算

事例s14ではエッジロードが発生したときのEPC法と従来のスライス法の比較を行いましたが、ここでは、エッジロード発生が小さい場合の比較を行います。計算対象として、事例s10(またはNOCPAC事例c3)のサンプルV2を取り上げ、EPC法と従来のスライス法の接触面圧比較を行います。
計算は、Φ12×12の円筒ころ(転動体)とφ20×20の円筒(内輪)の接触を転動体個数1個の軸受として、内輪側接触を取り扱います。ここでは、ころを200分割して計算します。
           
          図1 φ12×12円筒ころ(フルクラウニング)

<解析結果>
図2に従来スライス法とEPC法の接触面圧比較結果を示します。

     
                              図2 従来スライス法とEPC法の接触面圧比較結果
               (注)従来スライス法のエッジロードはMOYER法で計算したものです。


従来スライス法+MOYER法ではころ端部にエッジロードが発生していますが、EPC法ではエッジロードが発生していません。両者に違いが生じる原因としては、従来スライス法は接触物体間の干渉のみを取り扱っており、干渉により発生した荷重(または面圧)が隣のスライス片に対して影響を及ぼす、即ち、隣のスライス片を変形させる(凹ませる)という効果が考慮されていないのに対して、EPC法では、干渉により発生した荷重(または面圧)が、自分自身や隣のスライス片に対して影響を及ぼし、変形させる(凹ませる)ため、接触領域端部であるエッジ部が各セル荷重により凹まされ、干渉しなくなったと考えられます。

なお、ころ内輪側に発生している荷重は、以下のように異なっています。
        従来スライス法:13720(N)
        EPC法    :12090(N)
事例s14ではEPC法に発生した荷重の方が大きかったですが、本例では従来スライス法の方に大きな荷重が発生しており、どちらが大きいと一概には言えないようです。


参考までに接触楕円短軸長さを比較すると、図3のようになっています。
     
                              図2 従来スライス法とEPC法の接触楕円短軸長さ比較

 (注)本事例では、従来スライス法で解いたころ変位・傾斜角の状態で、EPC法による接触面圧計算を実施していますが、Ver.2.3よりこの機能はなくなり、EPC法による接触面圧計算結果を用いてころ変位・傾斜角を解くようになります。このため、Ver.2.3からは本事例の再現はできません。


解析事例s16へ

ROBPACS解析事例トップへ戻る

転がり軸受解析工房

〒438-0088
静岡県磐田市富士見台4−8

TEL 0538-33-3239
FAX 0538-34-9094
e-mail info@korogari-kaiseki.com