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解析事例-v4EXAMPLE-v4

弾性ハウジング+BRG+剛体軸の振動解析



         図1 弾性ハウジングで支持された軸と軸受の系

本事例では、図1のような弾性ハウジングで支持された軸と軸受の系において、軸剛性を大きくして(軸のヤング率=1010N/mm2)剛体化し、軸受弾性とハウジング弾性により、どのような振動が発生するかを調査します。

加振は、軸中央部をラジアル方向に加振するものとし、振動解析で使用する軸受剛性値は、表1のものを、ハウジング剛性は表2のものを使用します。

表1 振動解析に使用する軸受剛性値(左右軸受とも同じ)
   DELX DELY  DELA  THET-X  THET-Y 
Fx  1.00E+05 0 0 0 0
 Fy 0 1.00E+05 0 0 0
 Fa 0 0 0 0 0
 Mx 0 0 0 0 0
 My 0 0 0 0 0

表2 ハウジング剛性(左右ハウジングとも同じ)
   DELX DELY  DELA  THET-X  THET-Y 
Fx  1.00E+07 0 0 0 0
 Fy 0 1.00E+07 0 0 0
 Fa 0 0 1.00E+07 0 0
 Mx 0 0 0 1.00E+07 0
 My 0 0 0 0 1.00E+07

なお、軸は直径40mm×長さ250mmのもので、比重を7.86とすると、質量は 2.47 kgです。



<解析結果>

ROBPACSで得られた加振点の振動応答結果グラフを、そのまま図2に示します。

   

               図2 弾性ハウジングで支持された軸系の応答

共振点は1439Hzでした。振動モードは図3のように、ラジアル方向の平行変位でした。(軸受部減衰を考慮していないため、非常に大きな変位となっています)

   

                   図3 1439Hzの振動モード

この問題に対する理論値の検討結果を以下に掲載します。
図3より、振動モードは軸の平行変位であるため、図4のようなラジアル方向の、バネ・マス系振動と考えられます。



            図4 弾性ハウジングと軸受のバネ

軸受のラジアル剛性(表1より105N/mm)とハウジングのラジアル剛性(表2より107N/mm)の直列バネのバネ定数を合成すると9.9×104N/mmとなります。これら直列バネが軸を支持していますが、左右のバネはラジアル方向振動に対しては、並列バネであるため、合成すると1.98×105N/mmとなります。
バネ・マス系の固有振動数fは次式で表され(バネ定数がN/mmであるため、1000倍してN/mにへ変換しています)、計算すると1425Hzとなり、ROBPACS計算値である1439Hzとほぼ一致します。
     
             

                    k:バネ定数(N/mm)
                    m:質量(kg)

なお、現在、ROBPACSは外輪質量を考慮した振動解析ができないため、外輪をマス、ハウジングをバネとした振動モードの検出ができません。今後の課題です。

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